12月13日(金)定例会を行いました。
今回の研修は、感染症の予防と対策。
特に冬場は、インフルエンザを始め、ノロウィルス等の感染性胃腸炎が流行するシーズンです。
以下のポイントに注意をして、感染症を予防しましょう!
インフルエンザの予防について
- 栄養と休養を十分にとり、抵抗力を高める。
- 外出後の手洗いとうがいの励行。
- 人ごみを避け、感染する機会を減らす。
- 適度な温度、湿度を保つ(ウィルスは低温、低湿を好みます。乾燥は長時間ウィルスを空気中に漂わせるもと)
- マスクを着用する。(咳やくしゃみの飛沫から防ぐ)
インフルエンザにかかった時は、早めの受診を!
発症から48時間(2日間)以内であれば、ウィルスの増殖を抑える薬が処方されるようになりました。
早ければ、早いほど効果的です。なお、受診の際は、必ずマスクを着用しましょう。
ノロウィルス
感染性胃腸炎の原因となるウィルスで、特に冬季に多発します。
少量で人に感染し、腸管内でウィルスが増えます。
患者のふん便やおう吐物にも大量のウィルスが含まれるため、要注意!
経路1:
二枚貝の内臓に蓄積。十分に加熱しないと感染する。
経路2:
感染者が十分に手洗いをせず、手についたまま調理すると、食品が汚染され、それを食べた人
が感染。
経路3:
ノロウィルスを含むふん便やおう吐物を処理する際、口から取り込まれ感染する。
消毒方法:
85度で1分以上加熱。(熱に強いため)
塩素系漂白剤の次亜塩素酸ナトリウムが効果あり。(逆性石けん、アルコール消毒では不十分)
おう吐物処理する人は、使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用。処理後は、換気を十分に!
内容