訪問介護という仕事は、介護が必要な方の自立した生活を目指して、利用者のお宅に訪問し日常生活のお手伝いをします。
料理や洗濯、掃除などの家事をサポートする生活援助や 入浴、排泄、食事などの介護、車イスでの移動介助などを行うため、家事能力や介護技術が必要です。
ただ最近思うことはそれだけではなく、訪問先に行ったときに、どれだけいつもと違う事に気づけるかといった 「察知する力」がある人はこの仕事に向いてると思います。情報収集能力ともいいましょうか。
毎週、毎月、毎年訪問をし続けると、必ず前とは違う事が出てきます。以前はこうだったのにとか、前は出来てたのに、あるいは以前は出来なかったのに今は出来るようになったなども 同じに見えても利用者の方達は変わっていきます。
そのふとした「気づき」を日常に埋もれさせてしまうのではなく、その変わり目を見逃さずにきちんと報告していく事が大事だと思います。
そしてそれを次のケアにつなげていく、場合によってはケアマネや様々な職種の方達にも伝え、本人の意向も踏まえた上で計画を変更するなど、その方にあったより良いケアにつながるよう、気づきの力を研ぎ澄ませていくことが必要だと感じます。
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